書評・三八堂

のんびり不定期に読んだ本の感想を書いていきます

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「ビブリア古書堂の事件手帖 (3)」三上延

●先週くらいの読書
・「ビブリア古書堂の事件手帖(3) ~栞子さんと消えない絆~」三上延/メディアワークス文庫


 三巻も早速買って参りました。このシリーズはどれもいきなり文庫出版で、文庫派のわたくしには非常にありがたい限り。そして内容も安定です。今回も古本市場の豆知識や希少本の蘊蓄に絡めながら栞子さんと五浦君の進んでいないようで進んでいる関係が紡がれています。

 サブタイトルは「栞子さんと消えない絆」。1巻、2巻をお読みの方はご存じでしょうが、この物語には栞子さんのお母さんが〈実在としては)登場しません。彼女が幼い頃に出奔しており、栞子さんは自身の母について曰く言い難い感情を抱えています。が、成長し古本屋を切り盛りする(知識的に)彼女は、古い知り合いから見るとどんどん彼女の母に似てきています。

「自分は母とは違う」

そう信じる彼女に、この巻では母の古い知り合いや同業者からの依頼、親子関係に因んだ案件が持ち込まれます。全2巻同様、先に出版されているものを読まれてから手にされることをお勧めします。シリーズのクオリティは安定しており「本でも読んでみよっかなー」と云う人に気軽にお勧め出来るシリーズかと。

| 国内ま行(三上 延) | 00:48 | comments(1) | trackbacks(1) |
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| - | 00:48 | - | - |
相変わらず伏線回収が上手ですね。
爽快でコミカルな部分もあるので、読後に得られる満足感と安心感は格別です。
トラックバックさせていただきました。
トラックバックお待ちしていますね。
| 藍色 | 2014/10/17 2:28 PM |









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「ビブリア古書堂の事件手帖3栞子さんと消えない絆」三上延
鎌倉の片隅にあるビブリア古書堂は、その佇まいに似合わず様々な客が訪れる。すっかり常連の賑やかなあの人や、困惑するような珍客も。人々は懐かしい本に想いを込める。それらは予期せぬ人と人の絆を表出させることも。美しき女店主は頁をめくるように、古書に秘められ
| 粋な提案 | 2014/10/17 2:25 PM |