書評・三八堂

のんびり不定期に読んだ本の感想を書いていきます

「オレたち花のバブル組」池井戸潤
評価:
池井戸 潤
文藝春秋
コメント:半沢直樹・東京編。ドラマの再現度が凄い。

●本日の読書
・「オレたち花のバブル組」池井戸潤/文春文庫


 大ヒット日曜ドラマ「半沢直樹」後半・東京編原作にして「オレたちバブル入行組」の続編です。ドラマが面白かったので、完結してから原作を読み始めました。てゆうかどうでもいいけど原作の1巻と2巻のタイトル似過ぎてないか? どっちが先か分からんでよ。しかもこのタイトルからあの気持ちのいい勧善懲悪の話が展開されるなんて全然想像出来んし、タイトルで損をしていて勿体ないなーと思っていたら、40代にはこの書名が面白そうに響くんだって、ってどっかのツイッターまとめとかで見てひっくり返るかと思った。そうかなあ、自分とは感性が違うなあ。

 はい、ええとですね、大体ドラマ通りの展開です。いや、順番的にはドラマが原作に忠実なんですね。原作のツボは要所要所で抑えられた脚本となっています。とここまでドラマ見た人向けに話を勧めてきましたので、ドラマ未視聴の方に向けまして粗筋をば。

 バブル期に銀行に就職(入行)した世代は、入行後にバブルがはじけて損ばかりして来た世代。そんな「バブル世代」である東京三菱銀行の半沢直樹は、巨額の損失を抱える老舗ホテルの再建を押し付けられ奔走するが、実はホテルの損失には思わぬからくりと黒幕の存在があった……。

 って、この話のどこをどう捻ったら「オレたち花のバブル組」と云うタイトルに(以下略)。

 銀行用語もさほど難しくなく、テンポ良く進む話でさくさく読めます。面白いです。一般人に馴染みのない専門分野の話を書かせてここまですらすら読ませるのは上手な証左ですね、海堂尊を彷彿とさせます(作家としては海堂さんの方がデビューが後ですな)。

 何にしろ、原作通りのドラマ脚本が良くて、お陰で同期の渡真利君の話し言葉が全部ミッチー・及川光博の声と仕草で脳内再生されてときめいて仕様がなかったので、日本全国のベイベー諸嬢としては買いですよこの本。ええ変態です知ってます。
| 国内あ行(池井戸 潤) | 00:28 | comments(0) | trackbacks(0) |
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