書評・三八堂

のんびり不定期に読んだ本の感想を書いていきます

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「絶叫委員会」穂村弘
評価:
穂村 弘
筑摩書房
コメント:思い出し笑いの宝庫

●本日の読書
・「絶叫委員会」穂村弘/ちくま文庫


 穂村弘、歌人。「手紙魔まみ、夏の引越し(ウサギ連れ)」の発刊時から面白いと評判だったのですが、数ページ読んで「ちょっと合わないかも」と思ってそれ以来手に取らないでおりました。今回この「絶叫委員会」をくすみ書房さんより年間会員向けお勧め本として頂きまして読んだ次第です。

 面白い。

 めっちゃ面白いよこの人の視点。ちくま書房の機関誌「ちくま」で連載されていたエッセイをまとめたものですが、何度も声に出して笑いました。普段わたしの笑いの沸点は高く、よほどの爆発力がないと笑わないんですが、笑いました。本人曰く「偶然性による結果的ポエム」を集めたものとのことですが、気負わない意図しない言葉のなんて面白いことか。普通の人がスルーする言葉を拾って集めて溜めた結果がこの本。

 スピーチの冒頭で「出だしの魔」に捕まって、一番肝心な言葉を言い間違える校長の話。現場力が備わっている経験者の驚くべき対応方法、友人たちの過去の名言集。回転寿司屋で「ウニって本当は宇宙人だったらこわいね」「わざわざ遠くから来てるのにお寿司にされてかわいそう」と話すカップル。数々の「そうくるか!」と云う穂村コレクションを思い出すだけで笑えてきます。個人的に一番ツボに入ったネタは、名前の読み方が分からないお坊さんがお経の途中でどうするか、を書いた箇所。ぐふふふふ(思い出し笑い)。

 その他穂村作品にも一挙に興味が沸きました。本来のメイン戦闘場である短歌を鑑賞すべきだとは思うのですが、もっとエッセイを読みたいですね。
| 国内は行(その他) | 20:51 | comments(0) | trackbacks(0) |
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