書評・三八堂

のんびり不定期に読んだ本の感想を書いていきます

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「スタンフォードの自分を変える教室」ケリー・マクゴニガル
評価:
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大和書房
コメント:後半は少々繰り返しの内容が多い印象

●本日の読書
・「スタンフォードの自分を変える教室」ケリー・マクゴニガル 神崎朗子 訳/大和書房


 科学的な視点で意志をコントロールする方法を説いた本です。役に立ちそうです。

 人間は自らの意志をコントロール下に置いていると思いがちですがさにあらず、実は結構やらねばならないことを先延ばしにしていたりやらなくていいことを何故かやって仕舞って時間の浪費を嘆いたりしているのですね。例えば「身体鍛えるためにストレッチしよう」と思っている人がストレッチのことを考えると急にテレビ CM が目に飛び込んできて無性にサーティワンアイスが食べたくなるとか、明日は早いので早く寝なきゃいけないときに限って夜中までネットサーフィンして大して欲しくない商品をカートに入れてみたりとか、そう云うことです。そんな意に染まぬ行動をしないよう自分をコントロール出来たら素敵じゃなくって? その為にはまず人間の決断や行動が脳のどんな働きに基づいているのか知りましょう、と云うところから講義は幕を開けます。

 スタンフォード大学の著者の講義を元に書籍化したため、全 10 章の各章に設けられた課題を一週ずつクリアしていくよう指示されていますが、通して読み切ってから気になる内容を実施しても問題ないとされています。課題と云ってもそう難しいものではなく、「自分が誘惑に負けそうなときの言い訳を知る」とか「ある行動を選択した瞬間を振り返る」などと云う、内省的なものばかりです。

 序章で読者は「自分のチャレンジを選ぶ」ことを迫られます。何かにトライすること(「やる力」のチャレンジ)、良くない習慣をやめること(「やらない力」のチャレンジ)、長期的な目標に向かって自分を整えていくこと(「望む力」のチャレンジ)のどれかを目標に立てます。わたしは「だらだらとネットサーフィンや携帯ゲームで時間を無駄にしないこと」と「子どもを叱るときに感情に任せて怒鳴ったり叩いたりしないこと」と云う二つの「やらない力」に関するチャレンジを試みています。現在進行形。

 わたしが一番啓蒙されたのは第 1 章です。行動を選択するときに自分は何故それを選ぶのかを意識する、と云うのが効果的です。何でネットしたいんだろう、何でゲームしたいんだろう、と自分を客観的に見ることで立ち止まれます。いや、そんなん普通のことでしょ一呼吸置くとかどんな啓蒙書にも書いてあるでしょと思われそうですが、なんか本全体から漂う実験やデータの香りから「大丈夫、あなたの意志は強い」って言われてそうな気がして「よしこれなら大丈夫かも」って思わされます。まぁあたし単純やし。それと瞑想がいいよとも書いてあるんですが、子ども沢山走り回っているこの状況で 5 分間瞑想するって無理に近いです。昨晩布団に横になってやってみたら、そのまま朝まで眠って仕舞ってました。

 それと、自分がやりたくないことをついやって仕舞う時についてですが、ストレスが溜まっているときや気が散っているときは判断力が鈍っているから意に染まない決断を下しやすいそうですよ。あと、いいことを認識した後に真逆の選択もしやすいそうです。この「認識」ってのが曲者で、ヘルシーなメニューを「見た」だけでそれを食べた気になり、ハイカロリーの物を注文しちゃうとか。ほんとかな。

 今日はちょっとだけですがネット見る時間を抑えられたので(今だけかも知れないですが)自分が「そうしたい」と思うときを意識するだけで行動は変えられると思います。ただ、子どもは怒鳴りつけて仕舞いましたので、まだまだこれからですね。意志の強い自分になりたいものです。
| 実用書 | 16:52 | comments(0) | trackbacks(0) |
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