書評・三八堂

のんびり不定期に読んだ本の感想を書いていきます

「宿命の赤き太陽」M・J・ブラッドリー
●本日の読書
・「宿命の赤き太陽」マリオン・ジマー・ブラッドリー/創元推理文庫


 さて育児休暇も残り一週間、ガンガン本読んでくよー!(私事)

 ダーコーヴァ年代記も三冊目です。前作「はるかなる地球帝国」に少年として登場したケナード・オルトンが中年になっており、能力者たちのリーダー格として登場しており感慨深いですね。ダーコーヴァで育った地球人の孤児ジェフ・カーウィンに取って故郷同然の惑星で、彼はずっとダーコーヴァで暮らすことを夢見ております。地球帝国から辺境の惑星であるかの地への赴任を命じられて着任したジェフは、ダーコーヴァにおける自分と両親の記録が一切抹消されている現実に直面します。そして彼は幼少時の両親との記憶もなく、彼の出生にはどうやら重大な秘密が隠されている様子……。母の形見の水晶を手に、己の由来を探るジェフの頭の中に、遠くから呼びかける女性の声がこだまします。

 と云うサスペンス風の展開を裏切ることなく物語は進みます。ジェフの生まれには、現在も続くダーコーヴァと地球帝国の駆け引きの原因とも言える大きな秘密が関わっており、それが徐々に明らかになると共に、彼自身の心境、状況も段々と切羽詰まったものになっていきます。最後まで驚かされる上手い構成の SF ミステリです。いきなりこの本から読んでも大丈夫ですが、前述したように再登場する人物がいますので、几帳面な人は前作を読んでおいた方がいいと思います(でも読んでなくても全然問題ないと思いますけどね)。

 この本を読んで再確認したんですけど、やっぱわたしカタカナの登場人物が沢山出てくる本は、途中で人物の名前を忘れて、誰がどうしたってのがすごくあやふやになるので、気を付けて読まなきゃわちゃわちゃになりますなー。
| 海外(ブラッドリー) | 16:15 | comments(0) | trackbacks(0) |
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