書評・三八堂

のんびり不定期に読んだ本の感想を書いていきます

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「ビブリア古書堂の事件手帖7」三上延

●本日の読書

・「ビブリア古書堂の事件手帖7 ~栞子さんと」三上延/メディアワークス文庫

 

 ええっと、コレいつ読んだんだ……ブログ下書きが7月2日……。と云うことでちょいちょい読了した本は溜まっているのですが感想文書く体力的余裕がない日々を過ごしております皆様お元気ですか。

 シリーズ完結編です。今回のテーマはシェイクスピアの稀覯本。大変楽しく、そしてシリーズを締めるに相応しい終わり方でした。最終巻と言うこともありますが、前巻までの内容を把握していないと、本作で登場する人物が誰なのか、主人公たちに取ってどう云う関係の相手なのかが分からないので、シリーズ通読している人向け。通読している自分ですがあまり内容を覚えていなかったりするので、「○○の事件で世話になった」とか書いてあっても、はてどなたでしたっけ? ってなっていますけど(と毎巻書いている)。

 ざっくり粗筋。ビブリア古書堂の若く美しい店主、栞子さんの母で古書のためなら手段を選ばない篠川智恵子。彼女と浅からぬ縁を持つ久我山尚大が、亡くなる間際に智恵子に出題した稀覯本に関する試験問題は「色の異なる三冊の特装本のうち、本物は一冊だけ。手を触れずにどれが本物か当てたら、自分の古書店の跡継ぎにしてやる」というもの。智恵子はその申し出を断り、尚大の恨みを買ったことから今回の話が始まります。智恵子が「手を触れなくても見分けられる」と宣言した三冊の特装本はその後世界各国に散り散りになります。ある日、尚大の側近だった男がビブリア古書堂を訪れ、栞子さんと五浦大輔くんもシェイクスピア稀覯本の謎に巻き込まれていきます。

 相変わらず古書と稀覯本と古書店商売についての蘊蓄は豊富で読んでいて面白いです。シェイクスピアに限らず、過去に出版された本の作り方、それが今に残ってどのように古書市場で価値を出しているかなどなど。

 三冊のシェイクスピア初版本(ファーストフォリオ)に関する謎解きはそこまで込み入ったものではなかったのですが、わたし一つ最後まで分からなかったのが、篠川智恵子がどうして「手を触れなくても見分けられる」と言ったのかについて。最後までその謎については解明されていなかったと思うんですが、どうして分かるんだろう。

 もう一つ、完結作として良かったのが、栞子さんと五浦くんの関係に決着がつくこと。シリーズ読者なら大体の結末分かっていると思いますが、やはりきちんと結末を付けてもらえるのは大変嬉しいことでございますね。いや今回、内容について書き過ぎたな。

 

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| 国内ま行(三上 延) | 07:05 | comments(0) | trackbacks(0) |
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