書評・三八堂

のんびり不定期に読んだ本の感想を書いていきます

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「校閲ガール」宮木あや子
評価:
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KADOKAWA / 角川書店
コメント:河野悦子の威勢の良さが最高。

●連休中の読書一冊目

・「校閲ガール」宮木あや子/角川文庫

 テンポ良く、大変楽しいお話でした。もっと早く読んでドラマに間に合えば良かった。結構前に kindle でセールやってて購入し、なんかのついでに続刊(と云うか番外編)の「校閲ガール ア・ラ・モード」も購入、最新刊の「校閲ガール トルネード」は当時単行本だった為に買い控えていましたらドラマ併せで原作を読みたくなった父に kindle paperwhite ごと貸した時にポチッとワンクリックによってそれとは知らずに購入されて「あーあー! あたしのクレジット決済千円!」と軽く親子喧嘩をしたりとかそう云う他人にとっては心底どうでもいいエピソードを紹介しつつ、本書の感想に入りますよ。マクラとしては観客の興味を引かないこと甚だしいですな。

 タイトル通り、文芸誌の校閲部所というあまり存在を認識されていないお仕事に就いた女性のお話ですが、この主人公、河野悦子(こうのえつこ)、名前が校閲っぽいと云う理由での配属。しかし彼女は自社のファッション誌「Lassy」にものすごく拘泥しており、Lassy 編集部に入りたいために根性で出版社に合格したにも拘わらずの校閲部配属。毎日、Lassy に異動する日を夢見て仕事をしています。わたし彼女について大変偉いと思いますのは、校閲と云う仕事が本意でなくても、希望の編集部に異動する為には手柄を認められての異動であるべきだと云う考えの基、全力で校閲の仕事を全うしているところ。偉い。

 校閲と云う仕事は文章の間違い、漢字の間違いや統一などを正すだけの仕事ではなく、文中の事実関係の確認、連載小説であれば過去の出来事との整合性などにも注意を払い、明らかな訂正には赤(朱)を入れ、著者に再考を促す場合にはエンピツを入れて編集者に返します。基本的に著者にその存在を認識されない立場。

 でも河野悦子はファッション誌に対する異常な記憶力の良さとたまたまなタイミングなどで著者と交流を持っちゃったり、校閲者として気になることを追っていたら問題ごとを解決しちゃったりと、大変面白いエンターテイメント作品です。ファッションに拘泥している可愛い女の子同士の会話もテンポ良くて楽しい。アフロのモデルとの恋が始まりそうなのも気になる。全収入をファッションにつぎ込んで貧乏暮らしなのも可愛い。ああ明日ドラマの DVD 借りて来よう。

 著者の宮木あや子さんは「女性のための R-18 文学賞」でデビューしておりますが、その読者投票の時にわたしも一票入れています。いや、だからどうだって話ではないのですが、なんか応援している人が著作が増えて売れていってるのって嬉しい。「俺の見る目は間違いなかった!」みたいな。

 てことで近日中に「トルネード」まで読み終わりますので感想がんがん書くよ!

 

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| 国内ま行(その他) | 14:53 | comments(0) | trackbacks(0) |
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